英語学習、これまでとこれからの2年
2年ほどまえに現在の会社に転職して以降、英語の勉強をだらだらとマイペースに続けていたのだけど、いろいろあって2年後の2019年4月までに、ある程度ガッツリ英語が使えるようにならないといけない感じになってきたので、最近までだらだらやってきたことを一度まとめておこうと思う。
ちなみに、2年前までは、英語は全くと言っていいほど勉強してない状態で、今ももちろんぜんぜんである。 かろうじて、小学2年生ぐらいの英語力はついてきたかな、という気持ちにはなってきている。
だらだら続けた英語ドリル
中学英語ぐらい使えたら十分だろう、という安易な発想から、まず始めたことが英語ドリルだ。30超えたおっさんがドリルをする、というシュールな感じがいいな、と思った。
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毎日、2ページの見開きを読んで、その内容に関する小テストみたいなものを解いて、だいたい30分ぐらい。それを毎日する予定が、結局、2年かけて2冊目の最後のまとめテストにたどり着いた、、ということで察してほしい(このドリルの帯に「30日で云々」と書いてあるが)。
毎日続けることの難しさ、というものを痛感する。
日本人の英語シリーズ
- 作者: マーク・ピーターセン
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英語学習のまとめで必ずと言っていいほど出てくる、日本人の英語シリーズ、僕もご多分に漏れず読んでみた。内容的にサッとはいってくるような感じで、英語の勉強というよりは、へぇーという感じで読み物として読んでしまった。
著者がアメリカ人なのに、翻訳なしで、こんな読みやすい日本語の本を書いてることに驚愕する。
この2冊で、英語の数に対するこだわりや、the のつけるつけないみたいなものは、かなり腑に落ちた気がする。
英語の発想
上手に英語を話す人は、日本語独特の回りくどい言い回しをシンプルな日本語にしてそれを英語にしているな、と発見し、自分に足りないのは翻訳力だ、ということで読んでみた本。
- 作者: 安西徹雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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この本自体の日本語がやや堅苦しく論文みたいな文章なので、途中で飽きてしまったが、日本語がいかに複雑で、英語と比較して難解な言語か、ということを否応なしに突きつけられて、日本語を勉強せざる負えない外国人と比べたらなんて自分は恵まれているんだろうという気持ちになったのはとても良かった。それなりに英語力がついてから読み直すともっと入ってくるかもいしれない。
- 日本語では主語の役割を動詞が担うことが多いので主語が省略される
- 日本語では自然に「そうなった」という表現が好まれるが、英語ではこれを人間の行動として捉え表すことが多い
最近よかった本
- 作者: 中山裕木子
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ちょっと3語は盛り過ぎ感もあるけど、英語を実際に使えるものとして最短で楽に身につけるには、みたいな感じが、とても合理的だなと思った。
実際には、英語スピーカーの約8割近くが、非ネイティブスピーカーであったりするみたいで、こんなおもしろ記事もある。
知識をある一定以上持っているひとは、それを誰かにわかりやすく伝える術を知っている、ということがあるように、英語でも、喋れる人ほど、相手の英語力に合わせたシンプルで確実に伝わる表現を選ぶはず。
喋れるにこしたことはないが、あくまでも言葉はコミュニケーションのひとつのツールに過ぎないと考えると、あれもわからないこれもわからない、と、ただただ不安だったところから『難しい英語を使うほうが悪い』という半分あきらめにも似た逃避を許してくれる。
実際に、インテリ度の強い日本人の方が、難解な言い回しを好むし、することが多いのでは、と思う。このあたりに関しては、「英語の発想」で感じたものと少し通ずるところがある。
騙されたと思って始めたアプリ
スマホアプリとかで英語学習するっていうタイプ、ぜんぜんおもしろくないし、ほんまに英語力つくんかい、みたいな斜に構える部分があって、今までスルーしてたんですが、暇な時間でスマホしかない、みたいな状況があって噂で良いと聞いていた duolingo という外国語学習アプリをやり始めてみた。 ja.duolingo.com
最初の方が、めっちゃ簡単な英語ばっかりなので、ただただボタン押すのもめんどくさい、という感じなので、スキップしまくってスキップできないテストだけやるみたいなこともめんどくさいなぁ、と思いながら進めていたんですが、途中あたりから普通にテスト正解率が下がってきて、自分はこのあたりでだいぶ理解が落ちてくるなぁ、みたいなところを発見できるのは良いな、と思った。
けど、めんどくさいので、あまり続く気はしない。
まとめ
英語ドリルやアプリについては、それ自体には、あまり効果はないように思っているが、その他でいろいろ手を出してから客観的にそれらに向かうと、こんな英語の表現、絶対つかうことないやろ、とかそういう視点が出てくることがわかって良い。
例えば、日本語の言い回しそのままを英語にする、というのを全否定する「英語は3語で伝わります」を読んでから、ドリルの少テストをしたときに、「その少年は大きな重いカートを押させられました」みたいな、「押させられました」ってなんやねん、みたいな言い回しに疑問を持てたり。
以外とドリルだけをやっていると、これはちゃんとやらないといけないことなのだ、と見えないパワーに押されて素直にやろうとしてしまうけど、最近は、単語の並び替えるみたいなやつも、あまり単語は見ずに訳だけを汲み取って、英語にする、みたいなのをやったりして、答えとどれぐらい乖離しているか、というところ見たりしている(もちろんほとんどは単純に間違う)。
これから
ぶっちゃけてしまうが、リーディングやライティングに関しては、スピードを差し置けば Google翻訳でなんとかなる。そして、スピーキングに関しても、プライドなど捨て去ってしまえば、あとでテキストで返答します、とかできる。
なんともできないのは、ヒアリング。こればかりは、聞き取れないことにはなにもできないのである。
これからの2年、ヒアリングの抵抗を下げることをベースにおきつつ、ライティングやリーディングそれぞれ抽象的に理解していることのディティールを固めていくことになるかなと思う。
スピーキングについては、そもそも日本語でもそんなしゃべるタイプではない、ということで、後回しにしているが、ヒアリングはスピーキングがあってこそ、というのもよく聞くので、ここは来年あたり調整する必要が出てくるかもしれない。
向こう1年の目標はGoogle翻訳への依存度を下げていくことだ。