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主に技術的なことを書くブログ

あくまでもデザイナーという方向で技術的なことをメモしていましたが、ざっくばらんに書くことにします。

「小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則」

書評 マネージメント

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: 単行本
  • 購入: 21人 クリック: 325回
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読了しました。

37signalsという、Ruby on Railsを開発したWebサービス会社の、仕事の姿勢や取り組みなどをまとめた本。

現在は社名をBasecampという主力サービスの名前に変えたようです(2012年初版)。

内容自体は、「キレイごと」と、ひとことで言ってしまうとそれで終わってしまいそうなところもありますけど、本当に自分がもしゼロから会社を立ち上げたら、理想としてかがげたいな、と思うような点が多々ありました(立ち上げないけど)。

まったく別の話で、とある歯医者さんの話

このあいだ録画していた「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、とある歯医者さんの回を見ていたのですが、その医院の地域一帯では虫歯の率が以上に低くて、高齢者の自前の歯の本数も全国平均の倍以上とかいっていて。

一体どういう治療をしているかというと、虫歯ができたからといって、できたところを治療して「はい、終わり」ではなく、その患者さんの一生を考えて、歯の磨き方やフロスのやり方、3ヶ月に1回歯科衛生士にメンテナンスしてもらう、といった、虫歯にならないための教育や説明を徹底的に行い、歯医者に来る以前に、患者自身で清潔な歯の状態を保てる、というラインに立って初めて治療に移行する、というのです。

冷静に考えたら絶対そうなんですけど、その治療哲学を地域に浸透させるまでには、地域住民との長い戦いがあったそうです。なぜなら、患者さんは虫歯を治療してほしいから歯医者に行くのに、ぜんぜん治療してくれないからです。

実際、その哲学を受け継いで開業した別の医院では、忙しい時間をぬってきてくれた患者さんの強い希望を断りきれずに、治療をしてしまった結果、その後、その患者が来なくなってしまったり。

話を37signalsに戻して

非効率的なワークフローって、そもそもは先人たちが効率化を目指した結果だった、みたいなことがけっこうあるんじゃないかなって思います。例えば、社内の稟議申請とか、いろいろなツールで2重3重に申請しなくちゃいけなかったりとか。。

ものすごく本質的に正論をいうとそうなるけど、実際、むずかしいよね。というか。 結局は、ブレない「信念」や「精神力」の話なのかな、と思います。

それが本のタイトル通り「「小さなチーム」だからこそ、チームの哲学が浸透した仕事ができて、結果として「大きな仕事」ができると。

サッカーでいうと、2-1で後半35分あたり、守りにいくのか攻めにいくのか、そういう判断が試合の中で個々人がすぐにできて、意志統一できているチームということになるでしょうか。

本の中で、特に印象に残ったことを抜粋

初めのうち詳細は気にしない

僕たちが何かをデザインするとき、普通のボールペンは使わずに、「シャーピー」という大きな太線マーカーを使ってアイディアを描く。なぜか?普通のペンではあまりに細かすぎてはっきりと映りすぎるのだ。

これ、僕は「ぺんてる」つかってます。

会議は有害

  • 会議は実際のものではなく、言葉や抽象的な概念に関するものである。
  • 一分あたりごく少量の情報しか伝達しない。
  • 会議の主題は吹雪の中のシカゴのタクシーより容易に道からそれる。
  • 会議には綿密な準備が必要だが、いつも不十分だ。
  • 誰も目的をはっきり知らないぐらいあいまいな議題が用意されることが多い。
  • 会議にはしばしば全員の時間を無駄遣いするために必ず自分の番を得るバカが最低ひとりはいる。
  • 会議は会議を生み出す。ひとつの会議が、もうひとつ別の会議につながり…

2人3人とかならわざわざ会議室でせずにその場で話したらいいと思う。

全員が働く

人に仕事を任せる人は、まわりを会議に巻き込むのも好きだ。実際、会議は彼らの大親友だ。会議では本人が重要に見える。

これは笑ってしまった。