主に技術的なことを書くブログ

浅めにマークアップ&フロントエンドの技術的なことをメモしていましたが、ざっくばらんに書いています。

2016年 Hulu で見た映画の感想ダイジェスト

マッド・ガンズ

★★★★☆
2014年、アメリカ、ジェイク・パルトロー監督・脚本・製作作品。異常気象により水不足が深刻化した近未来を描いたSF映画であるが、いわゆるSFっぽいSFではないというか、登場する武器やロボットとかがかっこいいとかではなくて、あくまでもヒューマンドラマなところが、個人的にはすごくよかった。

息子が、父親の死の真相を知るところなんかは、あの、インターステラー父親がモニターごしに娘の大人になった姿を見たときのシーンに近いものがあって、少しグッときた。全体的にもストーリーに無駄がなくて、良い映画を見たなぁ、という、ひさしぶりの感覚があった。

僕らはみんな生きている

★★☆☆☆
1993年、滝田 洋二郎監督作品、アジアの架空の発展途上国タルキスタンで、日本から長期海外出張中に、軍事クーデターが起こり、戦争に巻き込まれるというお話。けっこう古めの映画なので、いろいろ古めの演出があるけど、わりと面白かったように思う。海外で戦争映画を撮影するというのは、けっこうなお金がかかると思うんですが、バブル感があって、いいんじゃないでしょうか。ちょっと時間が立って内容はあまり思い出せません。

ダーク・ブラッド

★★★★☆
ジョルジュ・シュルイツァー監督のアメリカ・オランダ映画。1993年に制作が進められていたが、同年10月31日に主演のリヴァー・フェニックススタンド・バイ・ミーで主演してた)が急死したため、撮影途中でお蔵入りに。2007年末にシュルイツァー監督が、大病を患い、余命わずかと宣告され、キャリア最後の作品として本作の完成を決意し、2009年に制作を再開。監督自らが大事に保管していたフィルムの権利問題や未撮影シーンの再現など様々な壁を乗り越えてリヴァーの没後20周年を迎えた2013年に公開されたとのこと。

というだけあって、最初に監督の言い訳みたいな語りがあったり、途中も、おそらくどうしてもつながらない、というところは監督の語りがはいったりしていた。が、しかし、である。が、しかし、僕は、この映画、かなり良かった。ずっと流れている、なんとも言えない、狂気、というか、目が離せなかった。

主演のリヴァー・フェニックス、今生きていたら、どんな俳優になっていただろうか、と思う。

GONIN

★★★☆☆
1995年に公開、石井 隆監督作品。見終わってから、椎名 桔平どこで出ててん、と思ったら、あのパンチドランカー元ボクサーの役やって衝撃。内容としては、古き良き、日本のヤクザ映画的なノリがあって、だいぶ好きなんですが、唯一、もっくんの序盤のオカマキャラ設定とかが、ぜんぜんよくなくて、辛かった。強そうでぜんぜん強くないところとか。あとはビートたけしやっぱ殺し屋の役合うなぁ、というところ。

フューリー

★★☆☆☆
デヴィッド・エアー監督・脚本による2014年のアメリカ映画。第二次世界大戦時代中の「フューリー」号と第2機甲師団第66機甲連隊の、ナチスドイツとの戦いを描いている。

まぁ、戦争映画に見慣れたせいか、そこまでのあれはなかったが、戦車や、もろもろの武器の軌跡が、スター・ウォーズっぽい感じがあって、ちょっとそこで、現実離れしたようなところはあった。

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者

★★★★☆
入江 悠監督、2012年4月14日公開の日本映画。なにも考えず、ラップ映画なので見たけど、これが思いの外よかった。主演の奥野 瑛太っていう人もいいなぁ、と思って調べたら、映画の印象とぜんぜん違う感じですごい。この「ロードサイドの逃亡者」じゃないシリーズも見たいけど、なぜか Hulu にはない。

デッドマン・ダウン

★★★☆☆
2013年アメリカ制作。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」で知られるニールス・アルデン・オプレヴ監督がハリウッド・デビューを飾ったクライム・アクション。地味に海外ドラマ「アンダー・ザ・ドーム」の監督もしていた人みたい。

内容的にはギャング復讐劇。中盤ぐらいまではストーリーや設定もありそうでなかった感じで引きこまれていったんやけど、後半おやおや、と思う展開が目立って、最後なんやそれ。という感じ。おもしろくなる要素はいっぱいあったのに残念でしかたない。

ルーシー

★☆☆☆☆
2014年にフランスで制作されたSFアクション映画。リュック・ベッソン監督。 人間の脳は10%しか使われていない、っていう誰もがネタを思いつきそうなところからアイデアをもってくるところがさすがの大御所感。ただ、10%しか使われていない説は、最新の脳科学においては間違ってるってこないだ本で読んだ気がする。まぁ、エンターテイメントとしてそこは置いといても、さすがにこれは中身がなさすぎるなと思った。カットや見せ方はおもしろいところもあり。

グリーン・ゾーン

★★☆☆☆
2010年公開。ポール・グリーングラス監督。イラク戦争のきっかけのひとつとなった大量破壊兵器が隠されているというでっちあげが、アメリカ政府高官のひとつの嘘から始まったというめっちゃ事実っぽいことをアクション映画化してる、というところが自虐的で、アメリカっぽくなくて良かった。

最近読んだ本では、CIAがイラク大量破壊兵器保有という嘘情報をもってきたって書かれてけど、実際、アメリカなら、その責任の押し付け合いで公にはされてない殺し合いがあってもおかしくないなぁ、とは思う。

ただ、残念ながら落ちが、中盤ぐらいから見え見えでそれを待つだけ、という感じだった。

凶悪

★★★☆☆
2013年の日本映画。実際にあった上申書殺人事件 という事件を元にしたノンフィクション小説『凶悪 -ある死刑囚の告発-』を原作とした映画で、監督は白石和彌。犯人役のピエール瀧リリー・フランキーは最近の日本映画には欠かせない名俳優になっているが、この映画では、まさに二人の独壇場といった感じ。

ストーリーの展開としても、3からはじまって、1、2、ときて3、4、といく感じで、ちゃんと伏線が回収されてからのラスト、というテンポも良かった。これの次の作品をちょっと調べてみたら(まだ見てないけど)垢抜けた感があって、園子温監督っぽい感じだったので、なんだかなぁ、と思った。

ノーカントリー

★★★☆☆
2007年製作のアメリカ。コーエン兄弟製作のスリラー映画。ローカルな映画かと思っていたら、ウディ ハレルソンや、トミー・リー・ジョーンズも出てきて、けっこう脇が固かった。そもそもコーエン兄弟というのもエンドロールで知った。ストーリー的には、あまりよくわらからない感じだったけど、アントン・シガー役のハビエル・バルデムが怪演。これだけでも見ていられる。あと、武器もなんかすごかった。

ボーグマン

★☆☆☆☆
2013年公開、アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督。サイコスリラー? なんとなく怖い雰囲気がずっとあって、途中目が離せない感じやったけど、なんとなく終わった。 ほとんど謎のまま終わるが、一応地球外生命体っぽい感じはある。

ジャーヘッド

★☆☆☆☆
2005年に公開されたアメリカの戦争映画。サム・メンデス監督。 戦争映画にしてはコミカルに、そこまで戦闘シーンもなく。 イラク戦争ぐらい最近の戦争になってくると、兵器や戦法なども高度化してるし、戦争体験はこんなもんなのかもなぁと思った。

フェーズ6

☆☆☆☆☆
2009年のアメリカ映画。監督はアレックス、ダビ・パストール兄弟。 よくこれで映画の予算とれたな、という感じ。 ウイルス感染という時点であるある過ぎるのに、まったく裏切られることもなく。 最後まで、なんやこれ感。時間が短めなのが唯一の救いか。

ザ・ウォーカー

★☆☆☆☆
2010年のアメリカ映画。監督はアルバート、アレン・ヒューズ兄弟。 デンゼル・ワシントンゲイリー・オールドマンとそれなりに豪華な俳優陣で無駄な期待感だけが最後まで期待のまま終わった。 荒廃した北斗の拳的な世界で残された唯一の聖書奪い合うっていう + 座頭市。 聖書が世界征服するための手段として― みたいなアイデアは良いなぁとは思った。

ローン・サバイバー

★★☆☆☆
2013年制作のアメリカ合衆国の映画。ピーター・バーグ監督。 アフガニスタンにおける、ネイビー・シールズ史上最大の悲劇といわれるレッド・ウィング作戦の実話を元にした映画。 アメリカではこういう作戦で生き残って帰ってきた軍人の地位がすごいらしい。冷静に見ると、ただただ悲惨な出来事でしかないけど、これをかっこ良く映画に仕上げるあたり、典型的なアメリカの戦意高揚プロパガンダ的な映画だなぁ、と思った。

マーク・ウォールバーグ一等兵曹で、生還する唯一の兵士、といういわば主役なんやけど、年齢的にもだいぶ若いテイラー・キッチュの方が大尉で、これ配役逆ちゃうかなと思った。そのあたり、なんか事務所の力とか、大人の事情的な匂いがプンプンした。個人的にテイラー・キッチュ好きっていうもあるけど。

インターセクション

★★☆☆☆
2013年のフランス映画。監督はデヴィッド・マルコーニ、リュック・ベッソン製作総指揮。 なんか綿密な脚本でこの狭いところでからみ合ってますよ、的な感じでドヤ感あるけど、なんかぜんぜんすっきりしない感じで。こじんまりとしていて。中途半端だった。

The Wave ウェイヴ

★★★★☆
2008年ドイツ、デニス・ガンゼル監督。 ファシズムとマインドコントロールを実践する授業を行なった、あるアメリカの高校。その実話を元につくられた映画。 割りと良かった。教師役のユルゲン・フォーゲル、一番洗脳される生徒役フレデリック・ラウの演技も良かった。 実話を元にしてるのであれだけど、あんな落書きとかして新聞に載ってたら、大事になる前に問題になったんちゃうのって思った。

ヒトラー ~最期の12日間~

★☆☆☆☆
004年公開のドイツ、オーストリア、イタリア共同制作。オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。 ヒトラーが総統地下壕で自殺をするまでの最期の日々を描く戦争映画。 ただただ長く、淡々としているので、寝てしまった。。

フローズン・タイム

★★★☆☆
2006年制作のイギリス映画。監督はヴォーグなどで活躍する写真家のショーン・エリス。 失恋で不眠症になった主人公が、眠れないので24時間営業のスーパーで働きつついろいろある、ラブコメディ? まぁ、もっとサイコスリラー的なものかと思って見たので思ってた感じと違ったけど、まぁおもしろかったし裸もいっぱいだった。

悪人

★☆☆☆☆
毎日出版文化賞大佛次郎賞を受賞した吉田修一の長編小説を基にした日本映画。2010年。監督は李相日。 妻夫木聡深津絵里満島ひかりが出てる。事件の前後背景とかあたりまでは良かったけど、灯台のシーン以降、退屈だった。