主に技術的なことを書くブログ

浅めにマークアップ&フロントエンドの技術的なことをメモしていましたが、ざっくばらんに書いています。

東京、巡り 2017・5

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出張で1年ぶりぐらいに東京に行ったので、またまた1日多めに滞在してぷらっとしたので、感想を書いた。

東京都現代美術館は果たしていつまで改修するのか。

坂本龍一設置音楽展 ryuichi sakamoto async(ワタリウム美術館

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初めてワタリウム美術館に行った。

地上5階建てで、主に2階から4階の3フロアで展示スペースになっているようだ、1階が受付とショップ、地下にもショップとカフェがある。

調べてみると、1990年からあったようだが、まったく知らなかった。東京にはまだまだこういったアートスペースがありそう。

地下のショップには、ちょっとしたシンセサイザーや、音楽CDなども置いてあって、ちょっとおもしろかった。坂本龍一氏がNHKでやってた音楽番組のブックレットCD的なやつが売っていたので眺めていると、店員のおじさんが気さくに話しかけてきて、普段だとそういうの嫌なタイプだが、なんかとても自然に話せた。

また東京に来る機会があったら、展示を調べようと思う。

肝心の展示については、2階がこの展示の元の音源である async というアルバムを 5.1ch のスピーカーで長椅子に座りながら聴きつつ、アルバムのアートワークにも使われている映像が8個ぐらいの縦フラットモニタに映し出されていているというもので、3階、4階も、そういった映像作品が展示されているという構成。

朝の11時オープン10分過ぎぐらいだったが、その2階の部屋はほぼ埋まっていた。普通にアルバムを視聴しているという感じなので、好き勝手出入りできるのだが、さすがに1000円払っているので、みんな数分ではなく30分ぐらいは座って聴いていたように思う。

自分は、そもそも音源すら聴いてなかったので、今何番でいつ終わるのかもわからずただ聴いていたが、40分ほど聴いて眠たいのとお尻が痛いので出た。3階は、iPadiPhone を壁に3個塊ぐらいで壁にかけたグループが6個ぐらいあった。作品を作っていたと思われる部屋の風景や、丁寧な暮らしっぷりのような映像が流れていた。こんな家に住みたいなぁと思った。

4階は、もう少しコンセプチュアルで、途中で英語のスピーキングが入るのだが、なんか「睡眠と死の境目はなんだ?」みたいな哲学的なことを言っていたように聞こえたけどよくわからない。寝ている人の映像や、同じ道を朝から夜までなんども通る映像などが細切れに編集されていて、ずっと見ていたら死にたくなってきた。

地下でアナログ版の async の視聴ができたのだけど、個人的には、5.1chよりもそっちの方が良かった。おそらく 5.1chで聴かせるのであれば、自由に聴く場所を選びたいし、人が入った上でも大丈夫な音響の設計にするべきだろうと思う(そういう設計の元にあの配置なのかもしれないけど)。

async 買おうか迷ったが、3500円かぁ、というので、一旦見送った。音楽の価値とは何か考えさせられる。

映画「メッセージ」

www.youtube.com

今回の東京は、他にめぼしい展示が見当たらなかったので、せや、でっかいスクリーンで映画でも見ようかなっということで、TOHOシネマズ日本橋で「メッセージ」を見た。六本木とまよったけど、スクリーンの寸ぽう的には日本橋とそんなに変わらかなかったので、人が少なそうな方を選んだのだが、実際のスクリーンはぜんぜん大きい感じでもなくがっかりだった。

それよりもがっかりだったのは、東京の客のマナーの悪さだ。予告だからといって、スマホの画面普通に見てる輩がいるのだ。東京でも普通ではないのかも知れんけど、ないな、と思った。人が多いと常識の程度も下がるから仕方ないとはいえ、東京はやっぱり住むところではない。

映画については、何も調べずに行っても、知っててもどちらでも、ふーんという感じだった。あとからじわじわきそうでこないタイプだと思う。一度見ただけの感触としては、途中からなんかオチが透けはじめてそこから特に裏切りもなく、あぁ、やっぱりそうなんや、となり、衝撃的なシーンがあるでもなし、ただただ、原作で「あーその視点なかったわぁーっ」て感動したのを映画にして伝えようとしたけど、映画のSFファンは別にそんなん求めてない感というか。。

なんかようわからん引きの強いUFOを前面に押し出してきた割には、すぐ思いつきそうな宇宙人のフォルムであったり、メッセージも、めっちゃ衝撃的なわけでもなく、それをつかって、どうにかなるでもなく、、3000年後の続編にも期待できないという。

秋葉原から御茶ノ水へ行くという計画

映画は夕方からの回だったので、それまで御茶ノ水の楽器屋がたくさんあるらしいということで行ってみようと思ったら、御茶ノ水から秋葉原が以外と近かったので、無駄に秋葉原で降りて徒歩で御茶ノ水で行こうという計画をしていたのだが、Google Mapで見たら、まったく逆の方向にイケベ楽器があった。

ここまでの話を整理すると、なぜ楽器屋なのかというと、スタインバーガーというギターが欲しかったからだ。今は Gibson に買収され、Sprit という名前?の安価なモデルのシリーズが発売されているのだが、日本ではあまり売っていない。調べたところ、あまりに売れないのか生産もしてないらしく、東京だとだいたいのギターショップに置いてあるみたいだったので、試奏して、あわよくば、みたいなことだったのである。

当初、御茶ノ水にある石橋楽器やクロサワ楽器などがある通りと通って、宮地楽器というところにシンセサイザーなどを見に行って、神田駅まで歩く、というルートを計画していたのだが、ネット上で調べていたときにイケベ楽器でスタインバーガーが最安というのを見ていたので、とりあえず、イケベ楽器から見てみようということで、方向的にば御茶ノ水とは逆だが向かったわけだ。

そして、イケベ楽器で見つけて、試奏させてもらったら、想像以上に普通だった。

これは褒め言葉で、あの小さいボディや安さから、弾きにくさや、音の軽さ、みたいなものを想像していたのだけど、普通にセッティング次第で良い音になりそうな感触を得られた。で、値段である、実際、ここから値引きなどなければ、正直今買う必要もなく、ネットで送料無料で注文すれば荷物にもならないので良いので、単刀直入に「これ、いくらぐらい値引きできますか?」と聞いたところ、だいたい思っていたぐらい値引いてくれたので、即決してしまった。

軽いので、持って帰るのもだいぶ楽だった。求めていたのはこの軽さとコンパクトさだ。

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初めてのネカフェ

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夜は、ぶっちゃけそのまま帰れる時間だったのだが、社会勉強も兼ねて、まだ泊まったことがなかった完全個室、というネットカフェで一泊してみることにした。

初めて一夜すごした感想としては、ぜんぜん熟睡できない、という感じだった。一時間おきぐらいに、なんかどこかのドアの音で目が覚めて、今何時?みたいにスマホの画面を見た記憶だけがある。一応、フラットシートなので、脚は伸ばせるものの、寝た状態から膝を建てようとすると、机の出っ張りにぶつかるので、疲れも取れない。シャワーもそれ自体は新しかったが、なんか生乾きの匂いがして臭かった。

何よりもがっかりだったのは、漫画がめっちゃ少なかったことだ、えええっと思ってあらためてサイトで確認してみると、自分が思っていたのは他の店舗の写真だったようだ。利用した店舗は立地的にもほぼ終電逃して寝る人がターゲットにされているようだった。大失敗だ。

仕方なく読みかけだったアイアムアヒーローがあったので全巻読み切ったが、これもうんこみたいな終わり方だったので、最悪だった。

これまでインターネットカフェと漫画喫茶を同じものとして認識していたが、世の中的には違うようだ。

というか、そもそも完全個室のネットカフェは違法らしい。どうしてここが鍵付きの完全個室で運営できるのか気になって調べても出てこないし、なにかとても深い闇を感じる。独身だったらもっと東京の暗部まで行くところだが。。このあたりおいとましておこう。

まとめ

なんか全部ネガティブな感想で終ってるように思われるかもしれないが、最高に楽しかったで。

英語学習、これまでとこれからの2年

2年ほどまえに現在の会社に転職して以降、英語の勉強をだらだらとマイペースに続けていたのだけど、いろいろあって2年後の2019年4月までに、ある程度ガッツリ英語が使えるようにならないといけない感じになってきたので、最近までだらだらやってきたことを一度まとめておこうと思う。

ちなみに、2年前までは、英語は全くと言っていいほど勉強してない状態で、今ももちろんぜんぜんである。 かろうじて、小学2年生ぐらいの英語力はついてきたかな、という気持ちにはなってきている。

だらだら続けた英語ドリル

中学英語ぐらい使えたら十分だろう、という安易な発想から、まず始めたことが英語ドリルだ。30超えたおっさんがドリルをする、というシュールな感じがいいな、と思った。

[音声DL付]Mr. Evineの中学英文法+αで話せるドリル Mr.Evineシリーズ

[音声DL付]Mr. Evineの中学英文法+αで話せるドリル Mr.Evineシリーズ

毎日、2ページの見開きを読んで、その内容に関する小テストみたいなものを解いて、だいたい30分ぐらい。それを毎日する予定が、結局、2年かけて2冊目の最後のまとめテストにたどり着いた、、ということで察してほしい(このドリルの帯に「30日で云々」と書いてあるが)。

毎日続けることの難しさ、というものを痛感する。

日本人の英語シリーズ

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

続・日本人の英語 (岩波新書)

続・日本人の英語 (岩波新書)

英語学習のまとめで必ずと言っていいほど出てくる、日本人の英語シリーズ、僕もご多分に漏れず読んでみた。内容的にサッとはいってくるような感じで、英語の勉強というよりは、へぇーという感じで読み物として読んでしまった。

著者がアメリカ人なのに、翻訳なしで、こんな読みやすい日本語の本を書いてることに驚愕する。

この2冊で、英語の数に対するこだわりや、the のつけるつけないみたいなものは、かなり腑に落ちた気がする。

英語の発想

上手に英語を話す人は、日本語独特の回りくどい言い回しをシンプルな日本語にしてそれを英語にしているな、と発見し、自分に足りないのは翻訳力だ、ということで読んでみた本。

英語の発想 (ちくま学芸文庫)

英語の発想 (ちくま学芸文庫)

この本自体の日本語がやや堅苦しく論文みたいな文章なので、途中で飽きてしまったが、日本語がいかに複雑で、英語と比較して難解な言語か、ということを否応なしに突きつけられて、日本語を勉強せざる負えない外国人と比べたらなんて自分は恵まれているんだろうという気持ちになったのはとても良かった。それなりに英語力がついてから読み直すともっと入ってくるかもいしれない。

  • 日本語では主語の役割を動詞が担うことが多いので主語が省略される
  • 日本語では自然に「そうなった」という表現が好まれるが、英語ではこれを人間の行動として捉え表すことが多い

最近よかった本

会話もメールも 英語は3語で伝わります

会話もメールも 英語は3語で伝わります

ちょっと3語は盛り過ぎ感もあるけど、英語を実際に使えるものとして最短で楽に身につけるには、みたいな感じが、とても合理的だなと思った。

実際には、英語スピーカーの約8割近くが、非ネイティブスピーカーであったりするみたいで、こんなおもしろ記事もある。

www.newsweekjapan.jp

知識をある一定以上持っているひとは、それを誰かにわかりやすく伝える術を知っている、ということがあるように、英語でも、喋れる人ほど、相手の英語力に合わせたシンプルで確実に伝わる表現を選ぶはず。

喋れるにこしたことはないが、あくまでも言葉はコミュニケーションのひとつのツールに過ぎないと考えると、あれもわからないこれもわからない、と、ただただ不安だったところから『難しい英語を使うほうが悪い』という半分あきらめにも似た逃避を許してくれる。

実際に、インテリ度の強い日本人の方が、難解な言い回しを好むし、することが多いのでは、と思う。このあたりに関しては、「英語の発想」で感じたものと少し通ずるところがある。

騙されたと思って始めたアプリ

スマホアプリとかで英語学習するっていうタイプ、ぜんぜんおもしろくないし、ほんまに英語力つくんかい、みたいな斜に構える部分があって、今までスルーしてたんですが、暇な時間でスマホしかない、みたいな状況があって噂で良いと聞いていた duolingo という外国語学習アプリをやり始めてみた。 ja.duolingo.com

最初の方が、めっちゃ簡単な英語ばっかりなので、ただただボタン押すのもめんどくさい、という感じなので、スキップしまくってスキップできないテストだけやるみたいなこともめんどくさいなぁ、と思いながら進めていたんですが、途中あたりから普通にテスト正解率が下がってきて、自分はこのあたりでだいぶ理解が落ちてくるなぁ、みたいなところを発見できるのは良いな、と思った。

けど、めんどくさいので、あまり続く気はしない。

まとめ

英語ドリルやアプリについては、それ自体には、あまり効果はないように思っているが、その他でいろいろ手を出してから客観的にそれらに向かうと、こんな英語の表現、絶対つかうことないやろ、とかそういう視点が出てくることがわかって良い。

例えば、日本語の言い回しそのままを英語にする、というのを全否定する「英語は3語で伝わります」を読んでから、ドリルの少テストをしたときに、「その少年は大きな重いカートを押させられました」みたいな、「押させられました」ってなんやねん、みたいな言い回しに疑問を持てたり。

以外とドリルだけをやっていると、これはちゃんとやらないといけないことなのだ、と見えないパワーに押されて素直にやろうとしてしまうけど、最近は、単語の並び替えるみたいなやつも、あまり単語は見ずに訳だけを汲み取って、英語にする、みたいなのをやったりして、答えとどれぐらい乖離しているか、というところ見たりしている(もちろんほとんどは単純に間違う)。

これから

ぶっちゃけてしまうが、リーディングやライティングに関しては、スピードを差し置けば Google翻訳でなんとかなる。そして、スピーキングに関しても、プライドなど捨て去ってしまえば、あとでテキストで返答します、とかできる。

なんともできないのは、ヒアリング。こればかりは、聞き取れないことにはなにもできないのである。

これからの2年、ヒアリングの抵抗を下げることをベースにおきつつ、ライティングやリーディングそれぞれ抽象的に理解していることのディティールを固めていくことになるかなと思う。

スピーキングについては、そもそも日本語でもそんなしゃべるタイプではない、ということで、後回しにしているが、ヒアリングはスピーキングがあってこそ、というのもよく聞くので、ここは来年あたり調整する必要が出てくるかもしれない。

向こう1年の目標はGoogle翻訳への依存度を下げていくことだ。